海苔養殖が盛んな石巻湾地区には、現在16軒の海苔工場があります。
そのなかでも、最年少の海苔漁師(船主)として活躍するのが、阿部正幸さん(31歳)です。
正幸さんは、代々漁師の家系。
お父様の代から海苔養殖をはじめ、4年前から1人で仕事を任されています。
「あいつには無理だろうって思われるのは悔しかったし、やめようとは思わなかった。よく周りにも心配されるんですけど・・・このあたりで、自分の年齢で全部まわしてるっていうのは、ほかにいないですね」
内に熱い闘志を秘めつつも、普段の正幸さんは、至って温厚。
周りからは「優しすぎる!」と言われるほどだとか。
自分はさておき、常に周囲を気にかけるタイプです。
そんな正幸さんを、先輩漁師たちは親しみを込めて、「まぁくん」と呼んでいます。
いつも何かにつけてちょっかいを出される光景も、見ていて微笑ましい限り。
「みんな温かく見守ってくれてますね。海で困ったことがあるとすぐにやってきて助けてくれたり。なんでもないときは、船で波をかけてくることもありますけど(笑)」
幼い頃から、祖父や父が船に乗る姿に憧れていたという正幸さん。
最初は失敗だらけだったそうですが、経験を積んで、少しずつこの仕事の難しさとやり甲斐を感じてきたそうです。
「海苔の魅力は、頑張れば頑張った分、いい海苔に仕上がること。その分、稼げる。たとえば海苔網を洗う作業も、その調整ひとつで変わります。海苔は常に水温、気温、海苔の状態などを見ながら作業をするんです。かなり繊細だし、毎年同じことがない。それがわかってくると、おもしろいですよ」
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現在、正幸さんは二十歳になるスタッフと2人で仕事をしています。
コンビ(?)を結成して、ようやく1年が経ちました。
「海苔養殖チームとしては、文句無しに若いです!!」
まるで兄弟のように、和気あいあいと仕事をする2人。
繁忙期は5〜6人体制で仕事をする海苔漁師が多い中、2人で仕事をこなしている状況なので、今は何をするにも一緒です。
「海苔はみんなで協力しなければできない。だから、一緒に働いてくれる人のことを大事にしたいと思っています。従業員との間に隠し事もしません(笑)!」
2人とも大の音楽好きだそうで、工場の横には電子ドラムやベースが置かれていました。いつか海苔漁師バンドが結成されるかも・・・?!
海苔養殖は人手がかかる仕事ですが、携わるスタッフは確実に高齢化しつつあります。正幸さんは、自分を含め、若い力でこの地域の海苔養殖を盛り上げていけたらと、思いを語ります。
幼い頃に憧れた、父や祖父の背中。
その背中に追いつくことが目標ではなく、二人の背中を追い越していくことが、今の正幸さんの目標です。
「まったく同じことをするんじゃなくて、新しいルートを通ったり、今までにはなかったことにもどんどんチャレンジしていきたい」
まずは、最強のチームメイトを求めて。
正幸さんの挑戦が今、始まります!
募集職種 | 漁師 |
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雇用形態 | 正社員・フルタイム |
給与 | 月収20万~30万円 ※1年間の試用期間あり |
福利厚生 | 乗組員厚生共済, 寮あり(TRITON WATANOHA) |
仕事内容 | 海苔養殖 |
勤務地 | 宮城県石巻市祝田 |
勤務時間 | (9〜4月)6:00〜15:00 (5〜8月)8:00〜16:00 ※漁業のため、天候・漁期・状況に応じて変動あり |
休日休暇 | 月5日程度、夏季休暇あり(応相談) |
募集期間 | 2018年03月22日(木)~2018年10月01日(月) |
その他 | ※フィッシャーマン・ジャパンが運営するシェアハウス「TRITON WATANOHA」より車で10分 |
会社名 | 阿部水産 |
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住所 | 宮城県石巻市渡波字祝田 |
社員数 | 3人 |
選考方法 | ※新型コロナウィルス感染拡大防止措置として、現地対応(面談・研修)の受け入れ時期を慎重に判断させていただいております。お電話やビデオ電話などでの企業説明や相談なども行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。 応募 ▼ フィッシャーマン・ジャパン担当より電話にて連絡 ▼ 写真付履歴書の提出(書類選考) ▼ 電話もしくはビデオ電話にて面談 ▼ 現地面談 現地研修(1週間程度) ▼ 内定 |
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