東西に長い海岸線を有し、水産業のメッカとして知られている高知県。
カツオの一本釣りが有名ですが、実は漁船漁業だけではなく養殖業も盛んに行われています。
高知県で養殖されている魚種は、おもにマグロ、ブリ、カンパチ、真鯛など。
黒潮の影響で年間を通じて海水温が暖かいため、成長スピードが早く、質の良い魚が育つ地域として知られています。
今回は、そんな高知県の西部で養殖業に携わる人たちのライフスタイルをご紹介します。
趣味でスキルを磨ける職場
養殖場周辺の海は暖かくて透明度が高く、美しいサンゴ礁があります。
ダイビングの聖地といわれる「柏島」まで数十分の好立地。生活圏に全国屈指のスポットが密接しているという、ダイビングが趣味の人にとっては最高の環境といえるでしょう。
養殖場では、網の掃除や生簀の魚の観察など、さまざまな潜水業務があります。もともとダイビングが趣味だったり、潜水士の資格を持つ方は、早いうちから潜水業務に抜擢されるかもしれません。
また、潜水業務時は基本給とは別で手当がつくため、基本給より大幅に高い給与を得ることができます。普段趣味でダイビングをしている人にとっては、趣味で培ったスキルをそのまま生かして稼げる環境です。
もちろんこれから潜水をやってみたいと思っている方も、やる気があれば資格取得の費用は会社がサポートしてくれます。就業を機にダイビングをはじめようと考えている人は、プライベートを楽しみながら仕事のスキルを高めることができるでしょう。
※潜水業務は安全第一。コンディションが悪い日に無理に作業させられることはありません。
魚好きが活かせる職場
職場の周辺の海は、関東や関西からも釣り人が訪れるほどの釣りの聖地です。初心者でもかんたんに魚が釣れる場所はもちろん、上級者が足繁く通うような一級の釣り場が数多くあります。
このような自然豊かな環境の養殖場には、魚好きや釣り好きなメンバーが多数在籍しています。新しく入った人は、釣りの話などをきっかけに仲良くなるケースも多いそう。ちなみにメジナ、ヒラスズキ、アオリイカなどがよく釣れるようです。
養殖場の仕事では生簀の魚を取り上げたり、取り上げた魚を締めて出荷する作業を行います。普段から生きた魚を触ることに慣れている人は、未経験からでも仕事の習得がスムーズにいくかもしれません。
他にも現場の仕事として、毎日の餌やりがあります。釣りや魚が好きな方は、大きな魚がダイナミックに餌を食べるシーンを見てワクワクするのではないでしょうか。そんな方は間違いなく、養殖のお仕事を楽しめることでしょう。
高知県西部の住環境
最後に気になるのが、高知県西部の住環境。
生活に必要な施設こそありますが、職場の周辺はバスも本数が少ないため、生活をする上で車が必須になります。
宿毛市
養殖場で働く人たちの多くが暮らす「宿毛市」。
大きな総合病院やスーパー、ドラッグストア、美味しいラーメン屋もあり、最低限生活をする上で必要なものは一通り揃います。また車で近隣の四万十市まで行くとさらに施設が充実しており、ちょっとしたショッピングモールなどもあります。
大月町
本マグロの養殖場があるのが「大月町」。
美しい山も海もあり、とにかく自然が豊かな町です。
しかしながら、コンビニ(ローソン)とスーパーが一軒ずつしかなく、揃わないものは宿毛や四万十市まで買い物をしに行く必要があります。アパート等の数も少ないないので、空き家などを紹介してもらえるか就業先に相談してみるといいかもしれません。
このように多少の不便さはありますが、雄大な自然に囲まれて暮らしたい人には大満足できる環境です。
高知県西部地区では、一緒に養殖場で働く仲間を募集しています。
豊かな自然に魅了され、近年は県外からの移住者も増加中とのこと。
仕事は大変なこともありますが、大自然と向き合って暮らす毎日はとても充実しています。
あなたも一緒に高知の魚を全国へ、そして世界へ届けませんか?
ご応募お待ちしております!
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文=兵動太一