首都圏の若手が「漁師」という仕事を選んだ理由【銚子沖合漁業生産組合】

千葉県の東部に位置する銚子市。

水揚げ量日本トップクラスを誇る大型の漁港があり、四季折々のさまざまな魚が水揚げされます。

今回はそんな銚子市で沖合底曳網漁師として働いている若手漁業者さんにお話をお伺いしました。

なぜ漁師になろうと思ったのですか?

中川さん(左)、戸塚さん(右)

中川)自分は親が船主と古くからの友人だったので、その伝手で紹介してもらいました。

元々ドラマとかを見ていて漁師の仕事には憧れもあり、抵抗なく入社を決めましたね!

戸塚)自分は高校卒業後からそのまま現職へ9年目になります。

高校の先輩の中川さんが漁師やってると聞いて、話を聞くと面白そうだと思って紹介してもらって入社しました。

日下さん(甲板長/機関長)

日下)自分は神奈川県の水産高校出身で、テレビでマグロやカツオの一本釣りを見てかっこいいと思ったことがきっかけですね。

もともとはカツオ一本釣り船で半年ほど勤務していて、その後陸の仕事していたのですが、若手が少ない問題もあるしチャレンジしたい気持ちもあって漁師の世界に戻ってきました。

漁師になって大変だったことはありますか?

中川)やっぱり最初は船酔いが大変でした。だいぶ慣れた今でも酔うことがありますけど、酔い止めも服用してなんとか頑張ってます。

あと今はだいぶ慣れましたけど、睡眠のリズムが日中の仕事と変わるので最初の頃は身体がきつかったですね。

仕事も最初は全然わからなかったけど、実践あるのみで身体で覚えていった部分が多いかもしれません。

分からないことは先輩に聞いて覚えていきました。

戸塚) 自分も船酔いが乗ってから1ヶ月ほど続いて大変でした。

でも地元からでて銚子で漁師をやると決めた以上、途中で投げ出したくなかったので気合いで乗り越えましたよ!

魚がいっぱい獲れると分別作業や水揚げの時間も長くなるので大変でしたが、慣れてコツを掴めば効率よく仕事ができるようになりました。

日下)元々船に乗っていたので船に慣れるましたが、網仕事やワイヤー仕事は慣れるまで時間がかかりましたね。

先輩に聞いてとにかく数をこなして覚えていきました。

今は機関長として活動し始めているんですが、機関は覚えることも多いし、船に何かあってはいけないので、常に気を配る必要があります。

仕事の楽しさ、やりがいはどんなところですか?

中川)漁獲した魚を賄いで食べれるのが嬉しいです!特にボタンエビがすごく好きですね。

あとやっぱり漁から家に帰ってきた時は、一連の仕事をやり終えた達成感があり、一日頑張ったなーっていう感じがします。

戸塚)やっぱり単価の高い魚が取れた時ですかね。

水揚げ金額が歩合に繋がるので、仕事のやりがいになってます!ヤリイカやメヒカリが獲れた時は嬉しいですよ!

日下)銚子沖はすごく漁場が豊かで、色々な種類の魚を見ることができるところですかね。

前職のカツオ船とは違って、毎日いろいろな魚が見られるのが新鮮で楽しいです。

特になかなか獲れないヤリイカを見るとテンションが上がりますね!

底引網漁師募集中

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