未経験からスペシャリストに!唯一無二の職種「牡蠣バイヤー」とは

広島県で牡蠣の加工業を営んでいる、クニヒロ株式会社。

冷凍カキフライの生産量日本一を誇る同社では、原料である牡蠣の仕入れを専門とする部署が設けられています。

今回はそんな同社で「牡蠣バイヤー」として働いている藤川さん、平盛さんにお話をお伺いしました。

牡蠣バイヤーの仕事内容

※平盛さん(左) 入社10年目。工場2カ所に勤務し、バイヤーは3年目。

ざっくりの仕事内容としては、取引先である生産者との商談や、仕入れた原料の集荷です。

自分の担当エリアの生産者さんの元を回り、集荷したものをトラックで持ち帰って営業所に戻ってきたら、まとめて本社に向けて配送するトラックに詰め込みます。

今は全部で8つのエリアがあるのですが、ほとんどが広島県の近郊でなので基本的には日帰りになります。

一応職種は「バイヤー」なので、歩留まりを計算したり、鮮度を見極めたりとか、専門的な知識が必要な場面もありますけど、やっぱり一番は生産者との密なコミュニケーションですね。

牡蠣の業界は少し特殊で、市場の需要に対して原料が慢性的に足りていない状況なんです。

なので私たちのような加工業者は、生産者さんに「売っていただく」立場。

だからこそ「自分が育てた牡蠣をクニヒロに買ってもらいたい」と思ってもらえるように、継続して良好な関係を築いていくことが一番のミッションなんです。

生産者さんとは商談だけではなく、日頃の雑談の中で有益な情報を提供したり、筏の整備や牡蠣剥きなど、現場で生産の手伝いをすることもたびたびありますよ。

そんな感じなのでバイヤーとして緻密な計算ができるよりも、人と話すことが好きで、現場に密着して率先して体を動かせる人が向いていますね。

バイヤー(仕入れ)であることは間違いないのですが、そんな業界事情もあって、どっちかというと営業的な要素が強い職種かもしれません。

この仕事に向いている人

※藤川さん 入社18年目。工場勤務から営業を経て、バイヤーは2年目。

牡蠣の仕入れを専門でやる部署は全国でも弊社にしかないので、みんな未経験からスタートです。

自分たちの場合は以前工場で働いていて、牡蠣の品質に関する前提知識はあったので、そこは活かせているかなと思います。

あとは営業時代のお客さんとのコミュニケーションはすごく身になっていると思いますね。

もちろん専門的な知識は覚える必要はありますが、それらはやっていくうちに覚えていくと思います。

他の業界でも営業経験のある方や、営業経験がなくてもコミュニケーションをしっかり取れる方であればすぐに慣れていただけますよ!

逆に食品のバイヤーを長年やっていたような方だと、この業界特有の慣習に戸惑ってしまうかもしれません。

一緒に仕事をする生産者さんはみんな優しいですし、営業の経験がなくてもストレスなく仕事ができてます。

それに音戸営業所はみんな経験豊富で優しい人ばっかりなので、未経験の方でもしっかりバックアップしてくれますよ!

牡蠣バイヤーの生活

当社のバイヤーは生活面も結構特殊で、みんな住み込みで働きながら週末に自宅に帰る生活をしています。

社員寮は家賃無料でおいしいご飯の準備もありますし、個室でエアコン付きで結構快適ですよ!

周りにお店とかは少ないので買い物は不便ですけど、オンシーズンは仕事が結構忙しくて帰ったらほぼ寝るだけなので、特に不自由はないですね。

あと、この仕事は繁忙期と閑散期があるのが大きな特徴なんです。

牡蠣のシーズンは週1休みになりますが、夏場はオフになるので、みんなこの時期にまとめて休みを取ります。

夏場は10連休とかも取れたりするので、しっかりオフを満喫できますね!

休日は営業所メンバーでゴルフしにいったり、長期で東京の方に遊び行ったりと、オンオフ切り替えがしっかりできるのがこの仕事の魅力かもしれません。

ここにしかない、唯一無二の職種「牡蠣バイヤー」。

加工業という業種でありながら、生産者と密なコミュニケーションをとりながら働ける面白いお仕事です。

経験者がいない特殊な業界だからこそ、やる気さえあれば未経験でも大歓迎。

ご興味をお持ちいただいた方、私たちと一緒に働きませんか?ご応募お待ちしています!

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