【西伊豆&ANGLER】ツアー参加者のその後 | 移住実現後の1ヶ月

「西伊豆&ANGLER」コーディネーターのこむさんです。
静岡県西伊豆町で、釣り人(=ANGLER)の関係人口を増やすプロジェクト

「西伊豆&ANGLER」の取り組みを2023年夏に開始して約1年。
ツアー参加後アクションを起こし、既に「二拠点居住」や「西伊豆への移住」を

叶えた方が数組いらっしゃいます!

ツアー参加から約3ヶ月後に移住したMさん

いつか「遊漁船を操業したい!」という思いを持ちながら西伊豆への移住を検討していたMさん。今年6月のツアーに参加し、地元の漁業関係者たちとの交流や役場職員さんとの移住相談を経て、移住後の暮らしがより具体的になった様子でツアーは終了しました。

その時のツアー実施レポートはこちら

https://note.com/com_nishiizu/n/nec4014baf52d

その後、ツアー時に出会った地元住民や役場職員さんとの移住相談を繰り返し、本格的に移住計画を進めたMさんは、約3ヶ月後に実際に西伊豆への移住を叶えました!

移住してから約1ヶ月・・・

「既に濃厚な日々を送っています」と笑顔で話すMさんの姿がありました♪
ツアーで出会った漁業関係者さんたちと密にコミュニケーションを取ったり、地元住民の方々からもアドバイスやサポートを受けながら、日々、西伊豆での暮らしを堪能している様子。趣味の釣りも「ちょっと時間が空いたから、30分だけやろうかな」と、日常の中でいつでも気軽に行ける環境になったそうです。

移住前も西伊豆には頻繁に釣りをしに来ていたMさん

仁科漁港にて

Mさんは、都市地域から過疎地域に移り住み、その地域の課題解決や地域おこし活動などのミッションに取り組む「地域おこし協力隊」という移住制度を活用して移住しました。普段は、2024年8月から仁科漁港でサービスを開始した「海釣りGO」の巡視員を担ったり、その他にも声がかかると地域のさまざまな活動にも積極的に参加しています。

レンタル竿の準備をするMさん

約30年続く、カサゴなどの稚魚放流活動に参加

移住して1週間程度が経ったとある日。
「今度、カサゴの稚魚を放流するから、一緒に船に乗る?」と地元の船長さんから声をかけてもらい同行することに

稚魚放流時の船上の様子

カサゴの稚魚

この稚魚放流活動は、食品メーカー「東洋水産」の創業者 故・森和夫さんが西伊豆町出身ということもあり、地域貢献活動の一環として1996年から毎年行っている活動で、漁協の協力の下、町内3箇所(仁科・田子・安良里)の港で同日に放流するもの。「漁協」「地元の漁業関係者」「企業」などが一体となって取り組む活動に参加できることは、Mさんにとっても貴重な機会となったようで、目をキラキラとさせていました。

https://shimoda.keizai.biz/headline/146/

西伊豆町に移住して、率直に感じていること

Mさん「移住してすぐ、仁科地区で遊漁船を営む龍海丸・山田さんに付き添っていただき、田子地区や安良里地区の漁業関係者の皆さんにもご挨拶にまわりました。『こんなにお世話になっても良いものなのか!?』と思うほど、漁業関係者の皆さんの優しさに本当に感謝しています」

と、Mさんは驚きを隠せない様子で話します。

Mさん「実際に住んでみて、思ったより意外と不便さは感じていないですね。もちろん、深夜まで営業しているチェーン店などはないですが(笑)でも、地元の人にお裾分けをもらうことも多いですし、今日もはんばた市場で食材を買い出したりして、結構自炊もしていますよ。食生活がとてもクリーンになりました!」

と、Mさんに話を聞いていると、またひとり、地元のわさび農家さんが大きな椎茸を持って登場(笑)

Mさんに椎茸のお裾分けをする藤井わさび園・藤井さん

あまりにも大きすぎる椎茸に笑みが溢れるMさん

はんばた市場で買い出した食材とお裾分けの椎茸

移住後1ヶ月が経とうとしているMさんはこんな様子で、西伊豆での生活を楽しみながら、まずは地域住民たちとの繋がりを広げ、地域や住民のことを知ることから始めているMさんでした。

西伊豆&ANGLERでは、観光で訪れるだけでは出会うことが難しい、地元の漁業関係者や町役場の職員さんとの交流も交えながら、随時ツアーを開催しています。
ツアー実施時の様子や実際に移住を実現したアングラーのその後について、引き続きご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

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