【レポート】南伊勢漁師塾 × TRITON SCHOOL マダイ&マグロ養殖編!リアルな漁業の現場を体験する2日間

三重県南伊勢町で、未来の漁師を育成するための短期実地研修「南伊勢漁師塾」が開催されました!

第7回目となる今回は、マダイとマグロの養殖に焦点を当てた2日間。
参加者は実際の漁業の現場で何を感じ、どんな学びがあったのでしょうか?
その様子を詳しくレポートします!

漁業のリアルを体験!「南伊勢漁師塾」とは?

「南伊勢漁師塾」は、漁業の担い手を確保・育成するため、実際の現場での短期実地研修を通して、漁業就業に向けた具体的なイメージを深めることを目的としています。

今回は、2025年6月28日(土)と29日(日)の2日間にわたって開催されました。
今回の漁師塾では、南伊勢町の2つの事業者が協力してくださいました。
有限会社友栄水産(阿曽浦地区):橋本純氏、吉田夏樹氏をはじめとするマダイ養殖のプロフェッショナル
有限会社丸久水産(奈屋浦地区):岸本和真氏、野口透弥氏をはじめとするマグロ養殖のプロフェッショナル
さらに、地域おこし協力隊の石田雄斗氏にもご協力いただきました。

2日間の濃密なスケジュール!

参加者は、南伊勢町の豊かな自然の中で、マダイとマグロの養殖業の最前線を体験しました。

【1日目:6月28日(土)】

午前:オリエンテーションで漁師塾の概要を確認。地元の美味しい昼食を囲みながら、参加者同士やスタッフとの交流を深めました。

午後:地域おこし協力隊の漁師との交流会では、移住の経緯や仕事のやりがいなど、普段は聞けないリアルな話に耳を傾けました。その後は、マダイ養殖漁場へ!広大な生け簀で活気ある作業を見学し、実際に作業も体験。マダイ養殖の奥深さに触れる貴重な時間となりました。

:宿にチェックイン後、漁師さんとの交流会&夕食!新鮮な海の幸を味わいながら、現場の生の声を聞くことで、参加者の漁業への理解がさらに深まりました。

【2日目:6月29日(日)】

早朝:養殖マグロの出荷作業を見学・体験!ダイナミックな作業は圧巻で、生命の重みを感じる瞬間でした。

午前:魚市場での入札見学では、活気あふれる市場の雰囲気に触れ、流通の仕組みを学びました。

その後は、網作業の見学と体験。漁師さんの巧みな技に感動するばかりでした。

午後:漁師さんとの交流会と昼食を挟んで、2日間の振り返り。

参加者からは「実際の現場を体感できて大変有意義でした」「とても貴重な体験でした。養殖の難しさや楽しさをもっと深く学びたいと思いました

といった声が聞かれ、充実した研修となったようです。

参加者の声から見えたこと

今回の漁師塾では、参加者と漁業者さんとの交流に特に力を入れました。現場での作業体験はもちろん、休憩時間や食事の時間を通して積極的に会話の機会を設けました。

実際に南伊勢町へ移住し、漁業に就いている3名との交流時間も設け、仕事内容だけでなく、移住の背景や、移住後の暮らしについて直接話を聞く機会となりました。これにより、参加者はより現実的な視点で漁業就業を考えることができたようです。

アンケート結果では、「今回出会った漁業者さんと一緒に働いてみたいと思ったか」という質問に対し、参加者全員が5段階評価で4以上と回答

参加者と漁業者さんの交流が非常に充実していたことがわかります。

さらに嬉しいことに、参加者のうち1名は、今年の夏休み期間を利用してインターンに来ることが決定しました!今回の漁師塾が、参加者と地域、そして漁業の未来をつなぐ具体的な一歩となったことが伺えます。

今回の受け入れ漁業者の一人である岸本和真さんからは、

どんどん興味ある人は見に来て体験してほしい。お互いに良い縁があれば一緒に働ければ良いね」という温かいメッセージもいただきました。

南伊勢町で「漁師」という生き方を選んでみませんか?

第7回南伊勢漁師塾は、参加者にとって漁業の魅力を肌で感じ、将来を具体的に考える貴重な機会となりました。南伊勢町では、漁業という仕事を通して地域を盛り上げてくれる熱い思いを持った方をいつでも歓迎しています。

今回のレポートを読んで、「自分も漁師の仕事に興味がある」「南伊勢町に行ってみたい!」と感じた方は、ぜひTRITON JOBのイベント記事もチェックしてみてくださいね。

漁業の現場は、常に新しい出会いと学びの宝庫です。あなたも、南伊勢町で新しい一歩を踏み出してみませんか?

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