【宮城/地域おこし協力隊/わかめ養殖】十三浜の未来をつくる海藻養殖×地域連携コーディネーター

宮城県石巻市北上町十三浜へは、石巻市街地から車で約40分。
北上川を横目にしばらく車を走らせ、いくつかのトンネルを抜けると、生命を感じる碧い海が見えてきます。
十三の浜があるから「十三浜」。ワカメとコンブの養殖が営まれる、東北を代表する海藻の産地です。
今回ご紹介するのは、この浜で「漁師になる」求人ではありません。
石巻市の地域おこし協力隊として、浜全体の海藻の価値を上げ、次の担い手を増やす仕事です。
受入先は、漁業生産組合 浜人(はまんと)。代表・阿部勝太さんの”右腕”を募集します。

4家族から始まった浜人と、その現在地
浜人は、震災後の2011年10月、浜の漁師家
族が4つ集まって設立された生産組合です。
以来、漁師のシフト制勤務や定年制度といった「前代未聞」の挑戦を重ね、自ら販路を切り開いてきました。
代表の阿部さんはこの4年間だけでも、ASC認証(国際的な養殖の認証)の取得、若手漁師25名による任意団体の立ち上げ、水産物の全量買取とコストコ等への販路開拓を、ほぼ一人で担ってきました。
しかし、いま浜は大きな壁に直面しています。
海洋環境の変化です。
きれいな「A品」の比率が、以前の7〜8割から4割程度まで落ちました。
これまで捨てていたフードロス品を、どう商品にして売るか。それが急務になっています。
販路開拓も、担い手確保も、浜全体のコーディネートも——阿部さん一人では、もう支えきれない。
だからこそ、外からの視点と行動力を持つ右腕が必要なのです。

「課題解決って、結構楽しいんですよ」
「価値がないと思われていたものから、新しい価値を生み出す。地域の『どうしようもない課題』を、パズルみたいに一つずつ解いていく。その面白さを一緒に感じられる方と働きたいんです」
代表の阿部さんはそう語ります。
商談への同行や販路開拓、漁師の採用・育成の仕組みづくり、フードロス品の商品化。
特定の会社のためではなく、浜全体の所得と、次の世代の担い手を増やすための活動です。
漁業の経験は問いません。
現場で覚えながら、浜の未来を一緒に動かしてくれる方を募集します。
3年間の描き方
1年目|浜と地域を学ぶ
海藻養殖・加工・出荷の流れと、漁師との関係性を学ぶ。関係者との意見交換を通じて地域課題を整理し、自分の適性・関心に合った担当領域を見極めます。
2年目|担当領域を持って動く
高付加価値化・人材育成・フードロス品の商品開発など、自分の強みを生かせる領域を担当。漁師・ASC認証関係者・流通/小売/海外の取引先と連携を広げ、国内営業の単独対応や海外展示会でのPRにも挑戦します。
3年目|自律的に推進する
自ら地域課題を見出し、関係者を巻き込んで取組を推進。ASC認証を取得した25名のグループを超え、浜全体のつなぎ役として広域の役割を担います。同時に、任期後も十三浜に根差して活動できる基盤(継続雇用・業務委託・起業)を整えていきます。
一緒に働くメンバー
阿部 勝太(浜人 代表理事)
常勤で隊員に伴走します。震災後から浜の再生と担い手づくりに取り組んできた、浜全体のキーパーソン。
「楽しくワクワクが僕の仕事のモットーです。一緒に楽しみながら、浜や漁業が元気になる仕組みを作っていきましょう」
白幡 敬汰(加工部)
石巻出身。工場運営を一人で回せる実力派で、現場に近い先輩として日々の相談に応じます。
「入社2年目の若手ですが、毎日やりがいを感じながら働いています!」
弘田 光聖(フィッシャーマン・ジャパン/外部メンター)
担い手確保・販路拡大を、第三者の立場でサポート。社内では言いづらいことの相談先にもなります。石巻市地域おこし協力隊のOBでもあります。
浜人には60〜70代のベテランから20代の若手・実習生まで在籍し、男女比もほぼ半々。昔ながらの浜の知恵を大切にしながら、ASC認証や海外展開といった新しい取組も柔軟に取り入れる職場です。
いきなり3年は不安、という方へ——インターン制度があります
石巻市には独自の「地域おこし協力隊インターン制度」があります。
本任用の前に、原則3か月間、受入事業者のもとで活動できる仕組みです。
1か月目は浜を知り、関係をつくる。
2か月目は浜の流れと課題を理解し、代表に同行して商談の現場を見る。
3か月目にはフードロス品の商品化アイデアを一緒に検討し、3年間の活動計画の解像度を高めていく——。
活動内容や地域の雰囲気をリアルに体感し、自分に合うかを見極めたうえで判断できます。
インターン期間中は1活動日あたり12,000円が支給され、住民票を移す必要もありません。
卒隊後の出口
- 浜人の中核メンバーとして継続雇用(現場運営・事業推進を担う)
- 浜人や地域事業者から業務委託を受ける形での独立
- 他地域・他浜の再生支援に関わる、または地域資源を生かした起業
浜人では浜全体で20〜30名規模の雇用需要を見込んでおり、活動が進めば25名規模で年約3,000万円の収益増を試算しています。出口は、本人の強みと志向に合わせて一緒に設計します。

詳しい募集内容はこちら
| 募集職種 | 海藻養殖×地域連携コーディネーター(地域おこし協力隊) |
|---|---|
| 雇用形態 | 契約社員 |
| 給与 | 月給19.95万円 (1)活動経費(補助金) 年間最大120万円。住居費、活動に使う車両・ガソリン代、出張費、道具、研修費などに利用できます。 ※詳しくは募集内容の詳細をチェックしてください。 (2) 副業 副業を行うことは可能ですが、兼業の届出を提出いただく必要がありますので事前に協議願います。 |
| 福利厚生 | ・社会保険に加入します ・住居家賃の2分の1を補助します(月額最大30,000円) ・活動に必要な経費として、年間最大1,200,000円を利用できます ・活動経費は、車両・ガソリン代、出張費、道具・消耗品、研修費などに利用できます ・活動に支障がない範囲で副業も可能です。事前の相談・届出が必要です ※活動経費の対象や支給条件については、石巻市の公式募集要項をご確認ください。 |
| 仕事内容 | 石巻市北上町・十三浜を拠点に、海藻の価値を高め、浜の次の担い手を増やすための活動を行います。 主な活動は次のとおりです。 ・ワカメやコンブの商品開発、フードロス品の活用 ・国内外への販路拡大に向けた商談同行、営業サポート ・漁師の採用や育成の仕組みづくり ・地域の漁業者やASC認証関係者との関係づくり ・浜の魅力や商品の情報発信 最初からすべてを一人で担当するわけではありません。代表や現場のメンバーと一緒に浜の仕事を学びながら、自分の経験や関心を生かせる担当領域を見つけていきます。 |
| 勤務地 | 宮城県石巻市北上町十三浜 |
| 勤務時間 | 平日9:00~17:00 実働7時間、休憩1時間、週35時間勤務 活動内容により、商談やイベント、浜の作業などで時間が前後する場合があります。 月に1回、石巻市の地域おこし協力隊が集まる定例会があります。また、毎月の活動内容を活動日誌・報告書として提出します。 |
| 休日休暇 | ・土曜日、日曜日 ・国民の祝日 ・年末年始(12月29日~1月3日) ・年次有給休暇 ・夏季休暇、結婚休暇、忌引休暇など |
| 募集期間 | 2026年07月01日(水)~2026年08月14日(金) |
| その他 | 次の条件を満たす方を募集します。 ・普通自動車運転免許を持っている方(AT限定可) ・着任までに石巻市へ生活の拠点と住民票を移せる方 ・浜の現場や、人と直接関わる仕事に前向きな方 ・幅広い世代の人と関係を築いていける方 ・任期終了後も石巻市で暮らし、活動することを考えている方 地域おこし協力隊には、現在の居住地域に関する応募要件があります。自分が対象になるか分からない場合は、応募前に地域おこし協力隊事務局へお気軽にお問い合わせください。 元地域おこし協力隊員、元JETプログラム参加者、現在海外に在住している方については、別の要件が適用される場合があります。 こんな経験や関心が生かせます ・水産業や地域づくりへの関心 ・営業、販売、販路開拓の経験 ・商品開発や企画の経験 ・SNS、写真、文章などによる情報発信 ・人の話を聞き、立場の異なる人をつなぐ仕事の経験 水産業の経験は問いません。 |
| 選考方法 | (1)一次選考 ア 市担当者による書類審査及びヒアリング(WEB)にて審査します。 【選考基準】 ①書類に不備がないか。 ②「募集要件」を満たしているか。 イ 一次選考結果については、全申込者の一次選考が終了後通知いたします。 (2)二次選考 ア 市担当者及び受入事業者によるWEB審査をします。 【選考基準】 ①「今回募集する隊員の活動内容」を理解し、継続して活動できそうか。 ②受入事業者や地域住民と協働できる姿勢があるか。 ③最長3年間の活動や本市での生活に現実的な見通しがあるか。 ④受入事業者とともに活動するうえで大きな懸念がないか。 (3)地域おこし協力隊インターンによる活動 ア 地域おこし協力隊インターン生として委嘱します。(雇用関係はありません。) イ 勤務は1か月21日間(1日当たり7時間)を目安とします。 ウ 報酬は1活動日当たり12,000円を支給します。(宿泊費、活動費等含む。) 1か月毎に活動日誌及び活動状況報告書を作成し、翌月5日までにSDGs移住定住推進課宛て提出いただきます。確認後、1か月分の報酬を翌月15日に支払います。 エ 住民票はこの段階では移す必要はありません。 (4)最終選考(プレゼンテーション及びヒアリング) ア 石巻市役所にて、実施する事業に関するプレゼンテーションをしていただき、選考基準に基づいて石巻市が審査します。 【プレゼンテーションの内容】 ・3か月のインターンで得た経験や今後の展望についてプレゼンテーションしていただきます。 ・プレゼンテーションの方法は原則PDF資料とし、1者につき3枚以内のスライドとします。最終選考前日までにPDFデータをSDGs移住定住推進課宛て送付してください。 ・プレゼンテーションに必要な大型モニター、HDMIケーブル、操作端末(パソコン等)は市が準備します。 【選考基準】 ①活動内容や役割について理解できているか。 ②受入事業者と円滑なコミュニケーションが取れているか。 ③最長3年間の活動が現実的に見込まれるか。 ④任期終了後の方向性について一定の考えがあり、本市での生活の継続が見込めるか。 イ 結果については、最終選考実施後、10日以内に通知します。 |
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