【求人/静岡県西伊豆町/海業コーディネーター】海と山をつなぎ、この地域の体験を形にする仕事

夕陽日本一。そして釣りとダイビングの聖地

静岡県伊豆半島西海岸の中央部、駿河湾に沈む夕陽が「日本一」と称される町、西伊豆町。

田子漁港や、その周辺に広がる磯・沖合の海域では、四季を通じて多様な魚に出会うことができます。また、透明度の高い海に恵まれ、町内には多くのダイバーが訪れるダイビングスポットがあります。

干潮のときだけ、海の中から現れる不思議な“道”。 この「トンボロ現象」は静岡県指定の天然記念物にも登録されている、全国でも非常に珍しい自然現象/写真:西伊豆町公式ホームページより引用

日本一の夕陽。釣りもダイビングも海水浴もできる海。水揚げされたばかりの魚。日本屈指の漁獲量を誇る天草で作るところてん。香り高いわさび。たわわに実る柑橘。広葉樹に覆われた山。伊豆半島ユネスコ世界ジオパークを構成する、ダイナミックな地形と大地の物語。町なかを流れる川。疲れを癒す温泉。これだけのものが、小さな町にぎゅっと詰まっています。すべてが、来た人の予定より少しだけ長く、この町に滞在させてしまうのです。

しかし、海や山の景観だけを紹介しても、この地域の魅力を十分に伝えることはできません。漁師、農林業者、宿泊・飲食事業者など、地域で暮らし、働く人との出会いがあって初めて、西伊豆での体験は深いものになります。

海から、この町の魅力を伝える地域おこし協力隊を募集します

西伊豆町では、海や漁港、漁業、食、自然環境などの地域資源を活かし、地域の新たな産業づくりにつなげる「海業(うみぎょう)」を推進しています。

 

今回募集するのは、この海業を地域の中で学び、関係者と連携しながら、将来的に体験プログラムの企画、ガイド、情報発信、受入調整などを担う「海業コーディネーター候補」となる地域おこし協力隊です。

任用後は、西伊豆町の地域おこし協力隊として、町内の漁港、漁業関係者、観光事業者、地域団体等と関わりながら、海を起点とした体験観光や海業コンテンツづくりに取り組んでいただきます。

活動に当たっては、新たに設立された「NPO西伊豆みらい創造」を主な活動拠点の一つとし、同団体による現場での伴走支援を受けながら、地域資源の理解、体験プログラムづくり、ガイドの基礎、情報発信などを段階的に学んでいきます。

西伊豆町内での活動を基本としつつ、旅行者の行動圏や地域資源のつながりを踏まえ、必要に応じて近隣地域の事業者等とも連携します。

西伊豆の海の魅力は、海だけで完結するものではありません。

山から流れ込む水、地域の食、漁業や農林業を営む人々の暮らしがつながって、この地域ならではの体験が生まれます。

海業コーディネーター候補には、漁港や海を起点としながら、山や里の資源とも組み合わせ、西伊豆町ならではの体験を地域の人たちと一緒に形にしていく役割を期待しています。

西伊豆町はわさびの生産地としても有名 写真:はんばた市場ホームページより引用

デジタル技術によって仕事の進め方が大きく変わる時代だからこそ、現場に足を運び、人の話を聞き、自然や地域の営みに触れながら価値をつくる仕事が、改めて重要になっています。

西伊豆町では、この考え方のもとで、すでにいくつもの取組が動き出しています。

西伊豆町は海業の先進地

海釣りGO!!
漁港の釣り場・駐車場を事前予約できるデジタルプラットフォーム。釣り人と漁業者が共存できる仕組みをつくり、資源管理と地域振興を両立させています。

西伊豆 & ANGLER
釣りを「複業」とするライフスタイルを提案し、釣り人を新たな地域の担い手として迎え入れるプロジェクト。

ツッテ西伊豆
提携船で釣った魚を、西伊豆町の「はんばた市場」で地域通貨で買い取るしくみ。

ダイバーによるウニ駆除の様子

ムラサキウニ食害対策
磯焼けの一因となるムラサキウニの分布調査から、飲食店等での利用まで、駆除と利活用を組み合わせた取組を実施。

そのほか、海藻の研究・生産に取り組む専門チームとの連携や、漁業関係者による海洋環境保全活動も進んでいます。

こうした取組を、旅行者、企業研修、学校の学習旅行など、より多くの人に伝え、体験として届けていくことが、今回の仕事の土台になります。

これらの取組を一つの事業者だけで進めるのではなく、漁業、農林業、宿泊、飲食など、立場の異なる関係者が共通の目的のもとで参加できる受け皿が必要だと考えました。そのため、地域内外の人や事業者が参画しやすいNPOという形を選びました。

隊員の日常的な活動管理や相談は、主にNPO西伊豆みらい創造が担い、町はその活動を制度面・予算面から支えます。海業コーディネーターは、NPOのメンバーや町職員と日常的に連携しながら、町内の漁港や海を拠点に活動します。

自治体の枠を超えて、松崎町との広域連携へ

西伊豆町と松崎町で連携して開催されたガストロノミーツアー

西伊豆町と隣の松崎町は行政区域こそ異なりますが、暮らしや観光の動線は連続しています。訪れる人の多くは町境を強く意識することなく、二つの町を行き来しています。それぞれに異なる魅力を持つ二つの町を行き来することで、滞在の楽しみはさらに広がります。

一方で、自治体の事業はそれぞれの区域や制度に基づいて実施されるため、地域全体を一つのエリアとして発信するには、行政間の連携に加え、機動的に地域事業者をつなぐ民間の担い手も必要です。

人口減少が続く中、一つの自治体や一つの事業者だけで、地域に必要な機能をすべて支えることは難しくなっています。行政による取組に加え、地域の事業者や住民が主体となって、産業や交流の仕組みをつくることが必要です。松崎町では、夜間に利用できる飲食店や、滞在者の選択肢には、なお広げていく余地があります。こうした課題に向き合いながら、町の垣根を越えて地域事業者をつなぐ動きも生まれています。

一緒に働くのは、経験豊富なプレイヤーたち

写真:UMIGO サイトより引用

國村大喜さん(NPO西伊豆みらい創造理事/株式会社ウミゴー代表)

京都大学・筑波大学院でプロダクトデザインを学び、富士通株式会社でキャリアをスタート。現在は、漁港の釣り場を予約制で管理するアプリ「海釣りGO!!」の開発・運営を手がけながら、NPO西伊豆みらい創造の理事も務めています。
西伊豆では、つくり手や利用者の顔が見え、自分の仕事が誰に届き、地域にどのような変化を生んだのかを実感しやすいと國村さんは言います。自分で現場を確かめ、納得できる言葉で魅力を伝えられることが、この仕事の大きな特徴です。
「西伊豆町は県内で最も少子高齢化率が高く、地域の課題を先取りしているエリアでもあります。ここでの取組が形になれば、同じ課題を抱える他の地域にとっても意味のある成果になるはずです」
NPO西伊豆みらい創造に関わるようになったのも、西伊豆では一つの仕事が単独で完結することは少なく、他のプレイヤーとの連携が当たり前だから。新しく加わる人材には、地域の生産者や体験事業者のもとを回り、そこで得た気づきを外部の人に伝える役割を期待しています。
「結局、人と人との繋がりが一番大事です。地域の人から頼りにされることが、本人の経験やキャリアにもつながっていくと考えています」

矢岸洋二さん(NPO西伊豆みらい創造代表理事/株式会社西伊豆プロジェクト代表)

西伊豆町仁科の生まれ。貿易商として30数年、世界を飛び回るキャリアを経て、ハワイの菓子メーカーでCMO(最高マーケティング責任者)を務めたのち、2020年に地元へ戻り、「西伊豆プロジェクト」の立ち上げに携わりました。
矢岸さんが向き合ってきたのは、人口減少が進む中で、一つの自治体だけでは地域に必要な機能を支えきれなくなっているという現実です。行政による取組に加え、地域の事業者や住民が主体となって産業や交流の仕組みをつくることが必要だと考え、民間の立場で活動しています。
NPOという形を選んだ理由についても、こう話します。
「一つの事業者だけで進めるより、漁業者も、農家さんも、宿も飲食店も、それぞれの立場を大事にしながら一緒に形にしていける受け皿が必要だと思ったんです」
50歳を目前に地元へ戻ってきた矢岸さんは、「社会人として培ってきた知識や人脈を、この地域に生かしていきたい」と語ります。西伊豆の人は控えめな気質があるものの、外から来た人が楽しそうに活動する姿を見て、周囲の意識も少しずつ変わってきていると感じているそうです。

神(コウ)健一さん(NPO西伊豆みらい創造理事/海浜BASE代表)

慶應義塾大学を卒業後、電通に22年間勤務。2021年に松崎町へ移住し、老舗温泉旅館を事業継承し、宿泊、コミュニティラウンジ、ワーキングスペース、シェアキッチンなどを兼ね備えた施設「海浜BASE」を立ち上げ、運営しています。
隣接する松崎町から西伊豆エリア全体と関わる神さんは、二つの町がそれぞれ異なる魅力を持ちながら、行政区域の違いによって連携が難しい場面があることを実感してきました。
「夕陽も、釣りも、ダイビングも、この西伊豆エリアには全国的にもなかなかない魅力が揃っています。一方で松崎は、かつて商業港として栄えてきた歴史があり、今もその面影は残っていますが、夜間に利用できる飲食店など、滞在者の選択肢を増やせる余地があると感じています。」
自治体の事業がそれぞれの区域ごとに実施される中で、地域全体を一つのエリアとして発信していくには、機動的に地域事業者をつなぐ民間の担い手が欠かせない——神さんの実感は、まさにそこにあります。
現在準備中の「海浜BASE」は、賃料を売上に応じた形にすることで、移住者や地域の人がリスクを抑えて自分の店を持てる仕組みを導入したりなど、地域のにぎわい創出の場を目指しています。

具体的な仕事内容

まずは西伊豆町の魅力をご自身で体験するところから始まります。実際にツアーを組んだり、運用しながら、少しずつできることを増やしていくイメージです。

  • 漁業者、農林業者、観光事業者への聞き取りと関係づくり

  • 既存の海業・体験コンテンツの調査、整理、磨き上げ

  • 漁港や海を起点としたツアー、企業研修、学習旅行の企画

  • 予約受付、参加者調整、当日の案内、安全管理の補助

  • 写真、文章、SNS、ウェブ等による情報発信

  • モニターツアーの実施とアンケート分析

  • 旅行会社、学校、企業等との調整

  • NPO西伊豆みらい創造の運営補助、会議資料、報告書の作成

  • 将来の収益化に向けた料金、原価、運営体制の検討

西伊豆町宇久須はガラス原料の産地でした。宇久須神社の拝殿の風鈴展示、「風鈴神社」は夏に見ることができます。写真:西伊豆町公式ホームページより引用

先輩たちと働きながら、経験とキャリアを積み重ねる

NPO西伊豆みらい創造のメンバーや町職員、地域事業者と日常的に連携しながら活動します。地域資源の調査、体験プログラムの企画・運営、情報発信、事業づくりなど、実践を通じて海業コーディネーターとして必要な知識や技術を身に付けられる育成体制を整えています。
國村さん、矢岸さん、神さんは、それぞれ民間企業や海外事業の現場で経験を積んできたメンバーです。ビジネスマナーや資料づくりといった基本的な社会人スキルから、地域での仕事の進め方まで、身近な立場で相談できる環境があります。
活動の中では、漁業者や生産者のもとを訪ね、その仕事を見せてもらったり、地域のイベントに参加したりする機会も多くあります。焦らず一つひとつ、町の人や仕事との信頼関係を築いていくことを大切にしています。

林業や山の整備のこと、森の循環などを学ぶフィールドワーク

求める人物像

重視する姿勢・能力

  • 地域の人の話を聞き、異なる意見を調整できる人

  • 自動車を運転し、町内外の現場へ移動できる人

  • Word、Excel、メール等の基本操作ができる人

  • 土日祝日のイベントや体験事業に対応できる人

  • 海や屋外での活動に抵抗がない人

  • 未経験の仕事でも自ら学び、記録・報告できる人

  • 地域の暮らしや人との関係づくりに関心がある人

歓迎する経験

  • 観光、旅行、接客、営業、広報、教育、一次産業のいずれかの経験

  • 写真、動画、SNS、ウェブ制作

  • 英語その他の外国語

  • ツアーまたはイベントの企画・運営

  • 地域活動やプロジェクトマネジメント

支援体制と、任期後の進路

任期中は、地域資源の調査、ツアーの企画・実施、情報発信、顧客との調整など、将来ガイドやコーディネーターとして活動するために必要な経験を積みます。
任期後の進路については、NPO等での就業、個人事業としての独立、地域事業者との複業など、本人の希望と事業の成長状況を踏まえて一緒に検討します。任期中に兼業の準備を進めることも可能です。
まずは西伊豆町で暮らし、地域の人や仕事を知ることから始めます。地域の良いところだけでなく、課題や暮らしの現実も含めて知り、自分なりの関わり方を見つけてほしいと考えています。

募集要項

募集職種
海業(うみぎょう)コーディネーター

雇用形態
西伊豆町 地域おこし協力隊(会計年度任用職員)

任期
着任〜最長3年間(更新は活動状況を勘案して判断)

活動拠点
NPO西伊豆みらい創造(西伊豆町内、松崎町エリアとの連携あり)

勤務地
静岡県賀茂郡西伊豆町

勤務日数・時間
週5日程度/週35時間程度
※活動内容により土日祝日・夜間勤務の場合あり(振替休日あり)

給与
基本給 月額180,000円
(活動日数が20日に満たない場合は、1日あたり9,000円の日割り計算)

待遇
・住居手当:上限60,000円/月(実費支給)
・車両借上料:30,000円/月
・通信費補助:上限8,000円/月
・社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)

応募条件
・20歳以上
・普通自動車運転免許必須
・基本的なPCスキル(Word・Excel等)

歓迎する経験
観光・旅行・接客・営業・広報・教育・一次産業のいずれかの経験
写真・動画・SNS・ウェブ制作
英語その他の外国語
ツアーやイベントの企画・運営
地域活動やプロジェクトマネジメント

選考の流れ
書類選考 → オンライン面接

募集情報
募集職種 海業(うみぎょう)コーディネーター
雇用形態 業務委託(地域おこし協力隊)
給与 月給18万円
活動日数が20日に満たない場合は、1日あたり9,000円の日割り計算
福利厚生 【待遇】
・住居手当:上限60,000円/月(実費支給)
・車両借上料:30,000円/月
・通信費補助:上限8,000円/月
・社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
仕事内容 ・漁業者、農林業者、観光事業者への聞き取りと関係づくり
・既存の海業・体験コンテンツの調査、整理、磨き上げ
・漁港や海を起点としたツアー、企業研修、学習旅行の企画
・予約受付、参加者調整、当日の案内、安全管理の補助
・写真、文章、SNS、ウェブ等による情報発信
・モニターツアーの実施とアンケート分析
・旅行会社、学校、企業等との調整
・NPO西伊豆みらい創造の運営補助、会議資料、報告書の作成
・将来の収益化に向けた料金、原価、運営体制の検討
勤務地 静岡県賀茂郡西伊豆町NPO西伊豆みらい創造
勤務時間 週5日程度/週35時間程度
※活動内容により土日祝日・夜間勤務の場合あり(振替休日あり)
休日休暇 業務内容による
募集期間 2026年08月10日(月)~2026年12月31日(木)
その他 この本求人は、地域おこし協力隊の募集です

【応募条件】
・20歳以上
・普通自動車運転免許必須
・基本的なPCスキル(Word・Excel等)

【歓迎する経験】
観光・旅行・接客・営業・広報・教育・一次産業のいずれかの経験
写真・動画・SNS・ウェブ制作
英語その他の外国語
ツアーやイベントの企画・運営
地域活動やプロジェクトマネジメント
会社情報
会社名 西伊豆町
選考方法
選考方法 TRITON JOBから応募いただきます

TRITON PROJECTよりメールにて連絡をします

TRITON PROJECT 公式LINEを追加いただき、チャットにてやりとりを開始

LINE内で、既定書類の提出をお願いします

書類選考

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