【宮城県/機関整備/有限会社泉澤水産】“漁師の命綱”を守るプロフェッショナルへ——泉澤水産で漁船の機関整備士を目指しませんか?

海に出る前に、必ず頼られる人がいる。
船のエンジンがうまくかからない。
機械が思うように動かない。
そんな時、真っ先に名前が挙がるのが、整備士です。
漁師が安全に海へ出られるかどうか。それは、彼らが整備してくれた船が、万全な状態であるかどうかにかかっているのです。
今回募集するのは、有限会社泉澤水産の「鉄工部」に所属し、漁船や漁労機械の整備・修理を行う整備士の仕事。
舞台は宮城県・女川町。漁業の町として知られるこの地で、“海を支える縁の下の力持ち”として活躍してくれる仲間を募集しています。
「漁師の背中」を陰で支える仕事
泉澤水産では、岩手・宮城・北海道など全国に11ヶ統の大型定置網を展開し、持続可能な漁業を実践しています。
定置網漁は、魚の通り道に網を張って待つ、漁具至近に来遊する魚群のみを漁獲する自然環境にやさしい漁法として注目されています。しかし、どれだけ魚が来ても、船や機械が故障していては漁に出られません。
この仕事の本質は、「漁に出る人の命を守る」こと。
エンジン音の違いから不調を察知したり、ほんの小さなサビや劣化にも気づいたり。
そうしたプロの観察眼と技術が、漁業全体の基盤を支えているのです。
船舶機関整備の1日は、こんな風に始まる。
泉澤水産・鉄工部では、内勤と外勤の業務があり、日によって仕事の内容が異なります。
■ 通常の整備作業日(内勤+一部外勤)
7:00| 社員食堂で朝食
8:00| 女川鉄工場にて当日の作業内容の確認
8:30| 女川鉄工部で漁労機械の整備や漁具の制作を開始
9:30| 漁船の故障や整備の必要性の有無を確認。整備の必要が無ければ女川鉄工部にて引き続き作業を継続。
整備の必要が生じた場合、船舶で船舶機関士と整備箇所の確認及び整備作業。
12:00| 社員食堂で昼食
13:00| 午後も修理や機械のチェック、部品の補充など
16:00| 業務終了!
■ 上架作業日(造船所での大型整備)
6:00| 女川から気仙沼の造船場へ移動
8:00|同市内で朝食
9:00| 造船場にて機関および予備品などの整備、補修作業。
12:00|同市内で昼食
13:00|引き続き整備、補修作業
14:00〜16:00| 帰路・片付け、業務終了
機械の種類もサイズも多種多様。エンジンのメンテナンスから、部品交換、溶接作業まで、日々新しい課題に取り組みます。
「未経験だけど、整備士になれる?」
答えは、もちろんYES。
泉澤水産では、整備未経験からスタートしたスタッフも活躍しています。
「バイクや車いじりが好きだった」「機械を分解するのが趣味だった」
——そんな理由で飛び込んできた人が、今では第一線で整備士として現場を支えています。
工具の名前から操作方法までを現場で基礎から丁寧に学べます。
最初は簡単な整備から始まり、経験を重ねれば大型船や特殊機械の整備まで関わることが可能です。
もちろん、自動車整備士や製造現場などの経験がある方も大歓迎。
過去の経験を活かしながら、“漁業を支える専門職”へとステップアップできます。
「相談しやすい」「教え合う」文化が根づく現場
泉澤水産の鉄工部には急な船舶の故障に対応できるように各種トラックや溶接機等を使用できる他、船舶整備のスペシャリストも在籍しています。
共通するのは、「一人で抱え込まず、相談しながらやる」という空気感。
自動車整備などの趣味を専門的な技術を交えながらの相談も。
また、泉澤水産では社員同士の交流も大切にしており、漁師チームとの連携もスムーズ。
「船のことは整備士が一番わかってる」と、現場からも信頼を寄せられる存在です。
泉澤水産って、どんな会社?
1933年創業。岩手県釜石市に本社を構える泉澤水産は、現在では全国6拠点で定置網漁業を展開する業界有数の水産会社です。
魚を獲るだけではなく、「自然環境に配慮し、地域と共に持続可能な水産業を築く」ことを目指し、様々な挑戦を続けています。
・TAC(漁獲可能量)管理方法の検討や魚価雨量が少なく利用度の低い魚種の消費拡大
・釜石湾でのギンザケやサクラマスの養殖事業(ASC認証取得)
・漁労機器の積極導入やICTを活用したスマート漁業の推進
未来志向の取り組みを進める一方で、整備部門では昔ながらの“職人の技術”も大切にしながら、次の世代へと技術を継承しています。
また漁業の未来を守るためには、働く環境の安定と成長も不可欠です。
泉澤水産では、就業者の賃金向上や魚価の安定化にも積極的に取り組み、販売や営業の強化を通じて市場ニーズに応える仕組みを構築しています。
成長の手応えが、「漁の成果」というかたちで返ってくる。
自分が整備した船が無事に海から戻ってくる。
エンジン音の違和感にいち早く気づけるようになる。
その一つひとつの積み重ねが、整備士としての成長の証です。
この仕事は、決して裏方ではありません。漁業の最前線を支える、縁の下のヒーローです。
船を知り、機械を知り、そして海を知る。
そんな漁船の機関整備士の道を、泉澤水産で始めてみませんか?
募集職種 | 小型船舶機関整備スタッフ |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 | 月給18万~28万円 試用期間:1~3か月 月給180,000円 月給:180,000円~280,000円 想定年収:3.640.000円~3.900.000円 賞与年2回支給、家族手当(配偶者10,000円、子1人につき5,000円)、勤続手当2,000円/1年 基本給:20歳以下は年齢に10,000円を乗じた額。 21歳以上は年齢に10,000円を乗じた額に10,000円を加算した額。24歳で27,000円。 |
福利厚生 | 健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金 社員寮あり、賃貸の場合住宅手当あり(上限20,000円) |
仕事内容 | <漁船機関、漁労機械の整備・修理> 漁船機関、漁労機械の点検、整備。溶接、船舶装備品の制作など。 |
勤務地 | 宮城県牡鹿郡女川町石浜高森206 |
勤務時間 | 7時~16時 休憩時間:2時間 実働時間:8時間 船舶の故障による緊急的な残業が発生する場合があります。 |
休日休暇 | 女川市場の休市日に準じます。 |
募集期間 | 2025年06月23日(月)~2025年08月25日(月) |
その他 | <必要な経験資格> ・車普通免許あれば尚良し ・未経験者:高校卒業以上、30歳以下。経験者(車整備工など):40歳以下 <求める人物像> ・船舶の機関整備や溶接に興味があるもの <その他> ・他の事業所(北海道、岩手県、静岡県、高知県)への出張が発生する場合があります。 |
会社名 | 有限会社泉澤水産 |
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住所 | 本社は、岩手県釜石市東前町19-10 |
その他 | 勤務地は、北海道・岩手県・宮城県・静岡県・高知県があります。 希望があれば転勤等も検討しますが、現在募集しているのは岩手県と宮城県です。 |