【宮城/養殖/水産業】「楽しく稼げる漁業」へ。自由な働き方をつくる、マルマタ佐藤水産の挑戦

宮城県石巻市小渕浜を拠点に100年以上の歴史を紡いできたマルマタ佐藤水産。
東日本大震災をきっかけに、漁船漁業から牡蠣とワカメの養殖へと舵を切り、今では小渕浜の中でも一二を争う規模を誇ります。

「漁業は、たしかに大変な仕事です。うちのある小渕浜は“稼ぎっ気”の強い漁師が多くて、働き方もハード。でも、つくったものがそのまま売上に直結する。そこが漁業の面白さでもあると思います」

そう語るのは、佐藤水産4代目の佐藤まさきさん。まさきさん自身、異業種から漁業の世界に飛び込んだからこそ、漁業の魅力と現場のリアルな過酷さをどちらも体感してきました。

「稼ぎたい人は稼げばいいし、自分の夢を追いたい人は、漁師をその手段にすればいい」
そう語るまさきさんがつくるのは、自分らしく漁業と関われる新しい働き方。佐藤水産ではどんな挑戦ができるのか──お話を伺いました。

工夫次第で稼げるのが漁師の仕事

佐藤水産は、大正元年の創業以来、小渕浜で代々漁業を営んできました。かつてはイカやサヨリを獲る漁船漁業が中心でしたが、2011年の東日本大震災を機に事業の柱を養殖業へとシフト。現在は、牡蠣とワカメの養殖を中心に事業を拡大し続けています。

現在の現場を支えているのは、3代目の喜一郎さんと4代目のまさきさん。

東京で音楽の仕事に就いた後、「好きなことで楽しく稼ぐ」ことを目指して地元に戻ってきたまさきさんは、こう語ります。

「養殖って、どれくらい作ればどれくらい稼げるのかが分かりやすい。漁船漁業のような当たり外れじゃなく、自分の工夫次第で収益をコントロールできる。それが僕には合ってたんです」

実際、佐藤水産ではワカメを収穫するだけでなく、手間のかかるボイル・塩蔵といった加工を経て製品化。それにより、高単価での販売が可能になっています。養殖のほかにも、カゴ漁、加工、出荷、資材整理、そしてECサイトやSNSを通じた情報発信まで。

一年を通して多彩な業務に携われるのも、佐藤水産ならでは。
育てる仕事の面白さ、工夫が収益に直結するやりがい、そして漁業の枠を超えた多様な挑戦──それが、佐藤水産の事業スタイルです。

 

忙しさは給料にも反映。求む右腕。

佐藤水産の仕事は季節ごとに様々。
なかでも最も忙しいのが、2月から5月のワカメのシーズンです。

朝5時に船でワカメを収穫し、8時からは陸上でボイル・塩蔵の加工作業。13時ごろまでには仕上げを行い、15時ごろに一日の作業が終わります。ワカメの時期には最大20人が集まり、浜は活気に満ちています。

「ワカメ時期は本当に忙しい代わりに、ちゃんと給与に反映される仕組みを整えています。シーズンが終わるタイミングで、経験年数に応じた“手当”を支給しているんです」
佐藤さんが求めているのは、特定の作業だけを担当する人ではなく、自分の右腕として現場のあらゆる工程に関わってくれる存在。

「いきなり全部できなくても大丈夫。まずは隣で一緒にやってみて、少しずつ覚えていけばいい。その中で、任せられる範囲をどんどん広げていけたら」

体を動かし、海と向き合い、育て、出荷する──日々変化のある漁業の仕事を、最前線で体験できるのが、佐藤水産で働く大きな魅力です。

継ぐのではなく、つくる。自由に挑戦できる漁師のカタチ

マルマタ佐藤水産の仕事に向いているのは、「自分の可能性を試したい人」だとまさきさんは言います。

「うちは今後誰かに継いでもらいたいとは思っていないんです。伝統的な家業継承ではない。
すぐには難しいかもしれないけど、将来的にうちにある漁具を使って、自分で漁業を始めてみたいという人に向いていると思います」
ここは、会社にいながら将来の自立を見据えられる場所。

「やってみたいことがあるなら、まずは話してみてほしい。自分で漁業を始めたいという相談にも、どんどん乗っていきたいと思っています」とまさきさんは言います。

また、「夢と漁業の両立を目指したい」という人も大歓迎です。
「やりたいことがあるなら、応援したい。一緒にどうすれば実現できるかを考えていきたいですね」

実際に、ギターのエフェクター制作を続けながら漁業に関わっているメンバーも在籍中。「がむしゃらに働く」だけが漁師の姿ではありません。
漁業を「楽しく稼ぐ手段」として捉え、自分らしいライフスタイルを築いていく。

そんな新しいスタイルに挑戦したい人にとって、マルマタ佐藤水産はきっと、最高のスタート地点になるはずです。

 

募集情報
募集職種 ワカメ・牡蠣の養殖漁師
雇用形態 通年雇用・フルタイム
給与 月給25万~30万円
・昇給あり
・1~3カ月試用期間あり(その他条件に変更なし)
・5月に賞与あり(10~20万円)
※天候や収量によって変動あり
福利厚生 ・無料の宿舎あり(個室・共同のシャワー、トイレ完備)
・おやつ、飲み物の提供あり
・繁忙期には朝食、昼食の提供あり
・傷害保険加入(弁護士付き保険)
・資格取得支援制度あり
仕事内容 宮城県石巻市で牡蠣、わかめの養殖漁業をしています。
生産した海産物は加工し、漁協や市場等への出荷(卸売)をしています。
楽天市場やアートフェスに出店するなどのチャレンジもしています。
<年間>
10月~6月 牡蠣養殖作業
3月~4月 ワカメ養殖
6月~9月 養殖準備・カゴ漁など
勤務地 宮城県石巻市小渕浜
勤務時間 5:00~15:00(うち休憩有り、実働8時間程度)
※天候や作業内容により変動あり
休日休暇 不定休(月4~8日程度)、荒天日、年末年始休暇、夏季休暇  ※そのほか申告により要相談
募集期間 2025年07月01日(火)~2026年06月30日(火)
その他 ・自動車免許あれば尚可
会社情報
会社名 佐藤水産
住所 宮城県石巻市小渕浜南1-29

【宮城/養殖/水産業】「楽しく稼げる漁業」へ。自由な働き方をつくる、マルマタ佐藤水産の挑戦

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