【鹿児島/水産加工会社/マネジメント人材】錦江湾を水産業のシリコンバレーに 〜水産業近代化への Giant Step〜

【鹿児島/水産加工会社/マネジメント人材】錦江湾を水産業のシリコンバレーに 〜水産業近代化への Giant Step〜

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九州南部に位置する大隈半島(東側)と薩摩半島(西側)に挟まれた、錦江湾(きんこうわん:鹿児島湾)。約3万年前の大噴火で陥没したカルデラに海水が流入してできた湾の奥は、最深部で206メートルもあり、錦江湾内には、鹿児島を象徴する桜島がそびえています。その桜島と大隈半島が繋がる場所に拠点を置く、グローバル・オーシャン・ワークス株式会社。ここ鹿児島の地から、水産業の新しい時代を切り拓く人材を求めています。

鹿児島から、世界中の人たちへ美味しいブリを

海外向けブリの冷凍品製造加工・販売に特化した会社として2009年にグローバル・オーシャン・ワークス株式社(以下GOW)を、その3年後(2012年)には冷蔵品の製造加工・販売を行うアクアブルー株式会社を設立しました。アメリカへ輸出する際にはアメリカ食品医薬品局(FDA= Food and Drug Administration)の審査を要しますが、冷凍と冷蔵では認証が異なるのでリスクヘッジも兼ねて別会社に。その3年後、ブリの生産を担うマネジメントやマーケティングを管理監督する鹿児島水産株式会社が加わりました。

さらに海外での活動をさらに堅固なものにするため、1968年創業で米国での日本食の圧倒的地位を獲得しているインターナショナルマリンプロダクツをM&Aで獲得。インターナショナルマリンプロダクツは、海外の寿司店で馴染みがあるカリフォルニアロールを考案した会社とも言われています。こうしてようやく、GOW取締役社長の増永勇治さんが構想していた、生産・製造加工・物流販売を国内外へ向けて展開するグローバル・オーシャン・ワークス・グループとしての体制が整いました。

しかし増永さんの思いと裏腹に、設立当初は決して順風満帆な船出ではなかったといいます。「生産(養殖)に関して、漁業権の問題や古い確執に阻まれ、色々と苦労がありました。現在はようやく、インターナショナルマリンプロダクツとアクアブルーでコラボレーションしながら、ある程度の数量を輸出できるようになりました。日本側のGOW、アクアブルー、鹿児島水産の三社で現在売上は約100億円、従業員は約150名。米国のインターナショナルマリンプロダクツは売上125億円(1$=100円換算)、従業員約150名。西海岸を中心に6支店拠点を構えています。さらに、今年か来年内には米国内に2支店増え、今後は計8支店で稼働していく予定です」。

生産・加工・販売に関する高い品質を維持するために、GOWは設立の翌年(2010年)に食品の衛生管理に対するHACCP認証(※1)を取得。日本では2021年にようやく完全義務化になった国際的な衛生管理手法を設立当初から取り入れています。2014年にアクアブルーは国際的な標準食品安全基準であるSQF認証(※2)を、GOWは2017年に食品の品質と安全に関する国際規格であるBRC認証(※3)、同年に協力養殖会社と共に養殖の水産物に与えられるASC認証(※4)を、それに伴い加工販売を手掛けるアクアブルーはCoC認証(※5)を取得しました。

桜島のふもと、錦江湾で育った新鮮で美味しいブリを、世界中の人たちへ。地球環境に配慮した生産・加工・販売体制を確立し、次世代へ新しい水産業を継承するべく水産業の近代化を目指しています。

錦江湾を水産業の集積地に

設立以来さまざまなチャレンジをし、仕事も人も増えてきたGOWですが、忙しさに追われ社員教育に力を注ぐ時間がありませんでした。

「今は、次代を担う人材を育てていくことが課題です。2021年には社外メンバーを含めた「GOWグループ未来創造ラボ」を設立しました。現社員や事業主にはしっかり教育を行い、上のステージを目指してもらう。次代を担う若い人材には、GOWグループで行っている水産に関わる仕事を変えていきたいという強い思いを求めています。『人は、宝』。少し余裕もできてきた今、人に投資をしていこうというのが今回の人材募集のきっかけです」。設立からわずか13年、急成長を遂げたかに見えますが、増永さんにとっては、まだ夢への途上、その壮大な夢の1割にも満たないそうです。その夢とは?

「僕らが養殖をやっている鹿児島の錦江湾、この地域を大手IT企業が集まり一大拠点になっている米国のシリコンバレーのように、水産業の集積地にしたい。水産業をもっともっと近代化し、養殖も含め、水産加工の精度を高めていきたいと思っています。最終的には商社的な機能を持たせたい。そこに向かって会社を成長させています。

私には、売れるところがマーケットだというモットーがあり、需要があるところにいいものを届けるという思いでやっています。お客様の声、マーケットが何を求めているのかを聞き、求めているものを作らなければいけません」。

ものづくりは、自己満足で商品をつくってしまいがち。水産業では往々にして『うちの魚は美味いだろう?』といいつつ、ほかの地域を、ほかの商品と比較検討がおろそかになりがち。遠く、東北の石巻を拠点に活動するフィッシャーマン・ジャパンとの連携も、「これからは互いに協力しないと、水産業全体がいい方向には向かいません。互いに質を高めて相乗効果は出ると思っています」。

※フィッシャーマン・ジャパンとの業務提携の詳しい内容についてはコチラをご覧ください。

 

Giant Step(ジャイアント ステップ)

増永さんは25歳の時に、鰻やハマチなどの加工や飼料を扱う会社に就職。自分でやりたい気持ちと、鹿児島をシリコンバレーのような水産業の集積地にしたいという思いが膨れてきて、10年で退職。ちょうど前後して、大病し手術で一命をとりとめました。

「そこで自分の使命、生かしてもらった命なので、悔いのないように生きようと、38歳で会社を立ち上げました。私には、諦める、止めるという選択肢はありません。自分では、何も特別なことはしていないと思っています。諦めなければ、いろんなものが見えてくるんじゃないか。英語も話せないのに、アメリカの会社を買うなど、私の取り柄は、諦めることを知らない。それだけです」

ハマチの養殖をしている場所は、錦江湾内に数カ所あったが新規参入での会社設立は理解を得られませんでした。それでも諦めきれない増永さんは、現所在地の垂水市長(当時)に掛け合い、海外輸出なら従来の国内流通とバッティングしないのでいいんじゃないかと市も理解を示し、企業誘致、立地協定を結部ことができました。

増永さんは目指す理想像に向けて、先を見据えた理想像を描き、その目標に向かって邁進しています。
「私にはGiant Stepという理想像があって、20年後30年後にどういう姿になっていたいということを創業当時に掲げました。それを2-3年ごとに書き換えて、冊子にしています。今も次の3年後に向けて更新しているところです」。大きな一歩を踏み出すために、現状をきちんと理解把握し、最適な方法を検討していくというところでしょうか。

その大きな一歩、Giant Stepを踏み出す仲間に求めるものは、なんでしょう?
「チームワークを社員には求めています。個々の能力を責めることはやめ、互いをカバーしあう。ミスが出るのであれば、ミスをしない仕事のやり方を考えればいい。一旗揚げたい、社長になりたい、違う地域でやってみたい、養殖水産が面白そうでもいい、とにかく野望がありやる気のある人を求めています。食品衛生、海洋、生物など、それぞれの分野で精通している幅広い人材。

弊社には獣医師がいますが、なかなか水産の獣医師はいません。またこれまで水産の現場に従事し、経験則のある方など、将来的なジャイアントステップをともに達成してくれる人材を求めています。営業職は基本東京勤務ですが、アメリカで働きたいという人にもぜひ弊社にきてほしいと思っています。まだまだ成長過程の会社ですので、部署を立ち上げてこういう仕事をしたいなど、夢を持った人がいれば形にとらわれません。水産業はもっと近代化していかなければならないと考えています」。

配属先は研修の段階で特性を見て会社から提案をしながらも、最終的には本人の希望を優先するそうです。また、冬季だけ、または年3ヶ月など、期間限定の希望についても検討するそうなので、ぜひご相談を。

 

現在営業職の外木場さんは、まったく水産業とは縁のない電子部品の商社に勤めていましたが、転勤をきっかけにハローワークでGOWに出会いました。当初、品質管理の求人に応募したそうですが、工場勤務、営業、新商品開発などありとあらゆる仕事をこなしています。

「工場では、仲間と一緒に同じ製品を作り上げることもいいなと感じました。今は営業なので売り上げ目標達成にやりがいがあるし、目標にもしています。改めて、現場とのコミュニケーションを密にし、同じ目線で話をしていかないといけないと感じています。

相場が下がっているときにも買い支えをすることで地域貢献し、今では錦江湾だけでなく他の地域へも広がってきています。明るく、コミュニケーション能力も高い人ならやっていけるでしょうし、そういった方がどんどん入ってきてくれたら嬉しいなと思います。

自分で考え、自分自身で動くことはある程度任せていただけます。自由の中に、責任感を持って、身の引き締まる思いで仕事ができます」。そう話す外木場さんに対する増永さんからのダメ出しが、なんともいえぬ信頼感の表れのよう。

 

増永さんは、GOWグループとして具体的な目標について、「今の取り扱い量は100万尾ですが、さらに250万-300万尾取扱うような会社になれば、と思っております。GOWはやりたいことができる会社です。働かされるのではなく、自分から何かしたいと思う人にぜひきてほしいと思っています」。

鹿児島錦江湾を、水産業のシリコンバレーに。
水産業の近代化に向けた、大きな一歩をGOWで共に踏み出しませんか?

 

※1 HACCP認証:「Hazard(危害)、Analysis(分析)、 Critical(重要)、Control(管理)、 Point(点)」の頭文字をとってできた造語。1960年代アメリカで、宇宙食の安全性確保のために発案された食品衛生管理手法で、日本では2018年に「食品衛生法」の改正法案が可決され、2020年の法律施行から1年間の猶予期間を経て、2021年6月からHACCP導入・運用が完全義務化された。

※2 SQF認証:Safe Quality Food”認証の略称。食品安全・品質管理の国際認証。

※3 BRC認証:英国小売協会(British Retail Consortium)が策定した食品安全規格認証。

※4 ASC認証: 水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council)による、環境に負担をかけず地域社会に配慮して、海、自然、資源を守って養殖された持続可能な水産物に対する国際的な認証。

※5 CoC認証:ASC認証の水産物が消費者に届くまでの、加工流通過程(Chain of Custody)の管理審査規格に基づき管理体制を構築、実行していることを認証。

 

 

※2022年5月取材
文=藤川典良
写真=GOW提供

募集情報
募集職種 品質管理
雇用形態 正社員・フルタイム
給与 月収25万~35万円
昇給制度あり(年1回)  賞与あり(年2回)
福利厚生 家族手当, 育休取得実績あり, 社宅あり, 賞与あり, 通勤手当, 社会保険完備
仕事内容 品質管理業務, 営業, 営業・企画・販売, 貿易業務
勤務地 鹿児島県垂水市牛根麓31-5
勤務時間 8:00〜17:30
休日休暇 週休2日(会社カレンダーによる) ※年間休日105日程度 産休・育休の取得実績有
募集期間 2022年06月06日(月)~
その他 鹿児島や東京にて、鹿児島で育てたぶりを世界に広げていく事に興味がある方を広く募集します。

チームワークを大事にする人、日本の水産を替えていきたい人、鹿児島に住んでみたい人、自分を替えたい人、一緒に会社を大きくしていきたい人、社長になりたい人募集です。経験は問いません。



会社情報
会社名 グローバル・オーシャン・ワークス(株)
住所 鹿児島県垂水市牛根麓31番地5
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