【漁師のリアルを体験】南伊勢漁師塾 × TRITON SCHOOL 定置網編 体験レポート

2025年2月8日・9日の2日間、三重県南伊勢町にて「第6回 南伊勢漁師塾 −定置網編−」が開催されました。
本プログラムは、「漁師になりたい」「水産業に関わってみたい」と考える人たちに向けた、現場密着型の1泊2日体験企画。漁師の仕事や暮らしに直接ふれ、自分自身の将来像を描くきっかけをつくることを目的としています。
今回は、定置網、マダイ養殖、マグロ養殖の3つの漁業現場をめぐり、それぞれの特徴や仕事の違いを学びながら、参加者たちが水産業のリアルに触れました。
【DAY1】真鯛養殖の現場へ
集合・町内案内
初日は朝10時半に南伊勢町「五ヶ所」バス停に集合。簡単なオリエンテーションを経て、町内の風景や暮らしを見ながら移動を開始。今回参加したのは、社会人や専門学生など6名(応募者7名)で、三重・愛知・神奈川から集まりました。

真鯛養殖場の見学・体験(阿曽浦地区/友栄水産)
午後は、阿曽浦の友栄水産(橋本純さん)を訪問。全国有数の真鯛生産地として知られる南伊勢町で、実際のいけすを見学し、給餌や作業の一部を体験しました。

生簀は慣れないと歩くのが大変!漁師さんはスイスイ歩いていきます。すごい!
橋本さんは養殖から加工、販売までを一貫して手がける現役漁師でありながら、ゲストハウスの運営や寿司職人としても活躍中。新設されたばかりの加工場も案内していただき、漁業の多面的な働き方にふれる機会となりました。

「海の上の仕事だけじゃない。生産から流通まで、自分たちでつくり出している姿が印象的だった」
参加者からは、そんな感想も聞かれました。
夜は宿泊施設にチェックイン後、地元の魚を使った夕食を囲みながら、漁師や地域の人々と語り合う時間も。参加者にとっては、漁師という生き方・働き方のリアルな声を聞く貴重な機会となりました。
【DAY2】定置網とマグロ養殖の現場へ
早朝出港|方座浦の定置網漁(方座浦大敷)
2日目は、なんと朝4時半出港。方座浦地区で行われる定置網漁に同行しました。

暗がりのなか出航し、仕掛けた網を引き上げる作業を漁師と共に体験。次々と揚がる魚の躍動感、漁師たちの無駄のない動き、冷たい海水と風——すべてが本物の漁業の現場そのものでした。

その後、獲れた魚を港の魚市場へ。ここでは魚の選別作業を手伝い、セリの様子も間近で見学しました。
「魚の重さ、動き、匂い。体全体で感じた時間でした」
「選別の基準や魚の見分け方を知って、少し“目利き”になった気がします」
養殖マグロの出荷作業(奈屋浦地区/丸久水産)
続いて、奈屋浦の丸久水産では、養殖マグロの出荷作業を見学・体験。一本釣りで育てたマグロは1匹30kg以上。重たい魚を丁寧に扱い、箱詰めする工程は、まさに体力と技術の勝負でした。


ここでも漁師の方から、力の入れ方や体の使い方を教わりながら、参加者たちは一つひとつの作業を丁寧にこなしていきました。
出荷作業見学後には、船に乗せてもらい漁場(生け簀)見学をさせてもらいました。

生簀に餌をやると猛スピードで浮上してくるマグロ。その勢いは圧巻です!

生簀からマグロを水揚げするときは一本釣りで行うため、大きな針を使います
最後に|振り返りとこれから
昼食後は、全体の振り返りの時間を実施。2日間で感じたことや、印象的だった場面、気づきなどを共有し合いました。
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「漁師=海の上だけじゃない」
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「“食べる”ことの前にある、たくさんの仕事が見えた」
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「いろんな漁法や生き方があって、水産業の幅広さを知れた」
そんな言葉が自然に口をついて出てくるほど、参加者にとって実りある体験となりました。
主催・運営体制
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主催:南伊勢町
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企画運営:一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン
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運営協力:三重外湾漁業協同組合

次回開催や就業相談はTRITON JOBへ
漁師塾は、漁業を仕事にしたい方、水産業に興味がある方に向けた体験の場です。
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