みなさんは水産業に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
3K(=きつい、汚い、危険)?
そもそも知らない?
そんな方もいるかもしれません。
魅力が隠れがちな水産業のフィールドで、フィッシャーマン・ジャパンと石巻市は、2015年から担い手育成に取り組んできました。
若手漁師が7年間で40名以上誕生。誰でも1シーズンから漁師になれる「TRITON JOB SPOT」が3月からスタート。いま、石巻の水産業は「新3K(=かっこよくて、稼げて、革新的)」な産業へと変わりつつあります。
そんな石巻の水産業の可能性を若い世代のみなさんに知ってもらい、就職まで考えてもらいたい。
そこで、フィッシャーマン・ジャパンと石巻市がタッグを組み、初めての広告キャンペーンを企画しました。石巻の水産業のあまり知られていない魅力や強みを伝えるポスターを全14種類制作し、電車内、商業施設、石巻の9高校に掲示しています。
この記事では、みなさんに届けたい、石巻の水産業からのメッセージを全て公開します。
フィッシャーマン・ジャパンと石巻市が取り組む、水産業の人材育成事業「TRITON PROJECT」。いまでは全国にこの事業が展開しており、計180名以上の漁師が誕生しています。
子どもたちに国産の美味しい魚や海藻を食べさせたいという思いから、石巻の漁師たちと東京の栄養教諭の先生が意気投合。いまでは石巻のわかめと魚が、東京都目黒区の給食に使われています。
みなさんは、仙台うみの杜水族館にいったことがありますか。水族館1Fの深海魚コーナーに展示されている魚たち。実は、石巻港に水揚げするトロール船が獲ってきていたんです。
石巻には、インドネシアからきた海外実習生がたくさんいます。石巻の漁師は、彼らが水産を学べるようにと、進学を支援する奨学金制度を設立。また、年に1回インドネシアを訪れ、息子たちの活躍を家族に伝えています。
資源も人も。一社一社で奪い合うのはもうやめました。水産加工会社同士が知恵やノウハウを持ちあい、新商品の開発や販路開拓、人材育成に取り組んでいます。
主にサバやイワシの加工を行う株式会社盛信冷凍庫。工場内にズラッとならぶのは、巨大な製造ラインです。全ては働く人の負担を減らすため。機械化が進む現場を見たいと、全国各地から視察が訪れます。
学生時代に1年間休学し、石巻で漁師見習いとして働いていた東大生。朝早くから海に出る漁師の姿に惚れ込み、そのまま石巻で就職。いまは若手漁師集団「フィッシャーマン・ジャパン」で広告・広報を担当しています。
石巻産の牡蠣の約半分は、環境に配慮して育てられたサステナブルシーフードです。石巻では、漁師や漁協、行政、民間の企業が連携して、サステナブルシーフードの普及・啓発につとめています。
ヨーロッパ1の牡蠣の生産量を誇るフランスでは、1960年代に牡蠣のほとんどが死滅。そのとき輸出されたのが石巻・万石浦産の「種ガキ(牡蠣の赤ちゃん)」です。震災のときには、フランスから漁具が送られてくるなど、助け合う関係は今も続いています。
5年前、大阪の証券会社をやめて石巻で漁師になった三浦大輝さん(26)。最初は「よそもの」だった彼も、次第に地域の人たちに認められ、いまでは自分の船や漁場を持つ一人前の海の男です。
インターンとして漁師体験をしにくる全国の高校生たち。海で働く楽しさに魅了され、そのまま就職する人も続出中です。いま石巻では、高校新卒漁師が浜の大きな活力となっています。
【高校限定ポスター】
石巻の9高校には、各高校ごとに特別バージョンのポスターを掲示しています。電車内では見ることができないポスターをご紹介します。
タンザニアでは、獲った魚の正しい処理方法があまり普及しておらず、新鮮な魚が流通できていません。そこで、石巻の魚屋がマグロの解体ショーや魚の〆方講座をタンザニアで実施し、流通システムの構築に挑戦しています。
さばのスパイシー炒めやさば缶ラーメン。東京・経堂の商店街では、10店舗以上のお店が「金華さば」の缶詰を使った創作料理を提供しています。さば缶メニューが人気を呼び、商店街全体の売り上げがアップしています。
これまで石巻の食材を、シンガポールやタイ、香港などに輸出してきた「石巻輸出協議会」。今年のターゲットはアメリカ。この夏、現地の企業と協力して、アメリカへの海産物輸出を増やしていきます。
いかがでしたか?
水産の仕事に興味がある、もうすこし水産業のことを知りたいと思った方は、ぜひLINEでご相談ください。フィッシャーマン・ジャパンのサポートチームが、あなたにぴったりの情報をお届けし、就職までをお手伝いします。