【千葉／漁師求人／刺し網】漁師魂を忘れずに臨む、新たなチャレンジに一緒に挑みませんかー不動丸ー

日本最大級の砂浜海岸である千葉県九十九里浜の最東端に位置する飯岡漁港で、刺し網漁を営んでいる遠藤勝信（48歳）です。先代である父から船長を引き継いだ「不動丸」の２代目です。高校卒業と同時に漁師の道へ進み、漁師経験は30年。
漁師だからか、とても短気だと言われることもあります。子供の頃、我が家に集まる漁師さんたちは「でれでれ仕事してたら魚が腐る！」って言ってて、そんな人たちの姿を見て育ったからかもしれません。笑

不動丸は刺し網漁と貝けた曳き漁をしています。メインとなる刺し網漁ではヒラメ・カレイ・マダイなどの白身魚を中心に、伊勢海老やワタリガニなども水揚げします。市場への水揚げだけではなく、活魚のまま漁港から陸送して、生け簀に活かして鮮度管理をし、地元飲食店やネット販売を通して個人向け販売も行っています。そして、捌いて発送してほしいという声に応えていくために、加工場を新設する予定です。

東日本大震災までは家族経営でした。震災で自宅などが被災し、2隻ある漁船のうち1隻が損傷するなど様々な被害がありました。そして、父親が体調を崩し漁師を引退。。。それからは家族だけでなく、20代の若手メンバーを育てながら操業を続けています。
流通の幅を広げ、加工場をつくり、事業を拡大していくにあたって一緒に働く仲間を募集します。船の上で魚を獲る漁師から、お客さまに魚を届ける発送作業まで仕事内容は幅広いです。

実は、船に乗り始めて最初の２年間は日々船酔いとの戦いで、漁師を辞めようと思った時期もありました。それに、病気で漁師の第一線である船上から離れた経験もあって。これまで様々な出来事があったけど、今まで継続してこれたのは「魚を獲る」という漁師ならではの醍醐味があるからなんです。

海って毎日変化するんですよね。大漁の日も、不漁の日もあるけれど、それでも次の漁に繋いでいかなければならないんです。30年続けてきた漁には、こだわりを持って挑んでいますし、日々大漁を志し出漁することをやめません。どれだけ魚が獲れても、100%完璧な漁ではないと思うし、一瞬一瞬が勝負の世界だと感じてます。あの時こうしたらもっとたくさん魚が獲れただろうとか、今日の漁場の選択は正しかったのか？って、常に考えながら仕事をしています。
どんな仕事にも言えるかもしれませんが、自然相手、生きもの相手の漁師の仕事には向上心が大事だと思っています。

我が家には３人の子供がいて、大きくなるまでには、胸を張って「漁師になれ！」っていえるような仕事にしたいなと思ってるんです。将来のことを考えたときに、漁師も資源管理とか、SDGs的なことも考えていかないといけない時代がきてるんですよね。
蛤をとる貝けた曳き漁は、資源管理の為プール制が導入されてて、個人では出漁せず週２.３日、１隻に数人の漁師が乗り合わせて船数制限をし、且つ水揚げしすぎないように回数制限も行っています。気候変動の大きい今だからこそ、資源を大切にし持続可能な漁業に取り組む必要があります。未来の子供達へ限りある大切な資源を継承していくことが、いまの私の大きな目標ですね。

以前は魚を獲ってナンボの世界でした。けれど、近年では魚価の低迷が続き、コロナ禍で更なる追い打ちがかかっています。食べる人がいないと魚は流通しないんです。新しい販路を生み出したいという思いで始めたネット販売。
これまでの30年間は魚を獲って市場に水揚げして終わりでした。自分達が獲ってきた魚を直接消費者の方々に届けるようになって、今まで知らなかったことがたくさんあるんだと気づきました。お客さまに直接「ありがとうございました」「お魚美味しかったです」って言ってもらえるようになったんですよ。めちゃくちゃ感動しました。このままじゃダメだなと思って、厳しい世の中に立ち向かうように始めた新たな挑戦のおかげで、少しずつ将来への光が見えてきた気がしています。

そして、事業拡大していくタイミングだからこそ、鮮度＆美味しさにこだわりたいと思っています。そのために、漁場選びや旬の魚の漁獲、水揚げ後の魚の取り扱い等々、日々より良い状態での漁獲と取り扱いを研究しています。仲買人さんや料理人さんのもとへ勉強にいったり、水揚げの様子を見にきてもらってアドバイスをもらったりもしています。
漁獲直後の魚はストレスが多い状態ですが、生け簀で活かし込みをすることで魚のストレスを取り除きます。さらに、発送直前に活け〆、神経抜きをすることで新鮮で美味しい魚をお届けしています。

お客さまの声に応え、より多くの消費者のみなさまに不動丸の獲った美味しい魚を届けるために始めた加工場の建設もいよいよ大詰め。暖かくなる頃には、本格始動の予定です。

今こそ、ピンチをチャンスに変えるとき。一緒に働ける方を募集します。
漁師の働き方改革にチャレンジしてみませんか？
興味のある方はまずお問い合わせください。お待ちしています。