海苔養殖が盛んな石巻市渡波地区にある有限会社マルミ内海商店では、冬場は「ばら干し海苔」の生産加工、夏は買い付けしたホヤの剥き身加工を手がけています。
「ばら干し海苔」とはその名の通り、海苔を板状に成形せずにばらばらの状態のまま干して焼いた海苔のこと。
色はきれいな緑色で、海苔本来の香りや旨味を楽しむことができます。
そのまま食べるのももちろんいいのですが、味噌汁やラーメンなどの汁物に入れれば、最高のご馳走に……!
マルミ内海商店を経営する内海美幸(うつみ・よしゆき)さんは、宮城県漁協石巻湾支所に16軒ある海苔漁師のなかで、唯一ばら海苔をメインで手がけています。
なんでも、20年ほど前に東京でばら海苔が入ったラーメンを食べたときの感動が忘れられず、作り方を学ぶために他県の業者を尋ねて行ったこともあるのだとか。
「当時、生海苔を専門にしていたんですけど、生海苔が売れなくなってきた時期でもあって。たくさんのパートさんの手を借りて生海苔を出荷していたこともあったので、働いてくれるみなさんとも引き続き一緒にできることを考えたときに、ばら海苔をやってみようと思ったんです」
栄養価も豊富で、手軽に食べてもらえる「ばら海苔」ですが、実は手がけているところは全国的にも少ないそう。美幸さんは、この豊かな食文化を次の世代にも伝えていきたいと思いを語ります。
そんな美幸さんですが、繁忙期になると海の作業あり、工場の管理もありで、大忙し! 体が二つあればと嘆きつつ、この機会に、海の作業をメインで担当してくれる元気な方を募集したいと考えるようになりました。
「冬場は厳しい寒さの中での仕事となりますが、頑張った分いい海苔ができあがります。春先は休みも多くするようにしていますし、仕事も早めに切り上げるなど、働く人が疲弊しないように、働きやすい環境を心がけています。一緒に働いてくれる人がるからこそ、できる仕事ですからね」
美幸さんの言葉には、いつも働く人への思いやりが込められています。
20年に渡ってパートをしている女性陣もいるというのも頷けるほど。
そして4年前に全くの異業種から飛び込んだ若者も働いています。
もともと漁師志望として入った彼ですが、手先の器用さや細やかさで今は加工の現場に入ることが多いそう。それでも、秋口の海苔シーズンの始まりは漁師として現場でも活躍しています。
美幸さんのもとでは、それぞれの特技を活かした働き方ができるかもしれません。
経験、年齢は不問です。
海苔養殖の仕事は、1年を通してのサイクルがあり、陸の作業、海の作業と、覚えることはたくさんありますが、一つひとつ丁寧に指導していきたいと思っています。
豊かな食文化を、未来の食卓へ。
やる気のある方のご応募をお待ちしています。
海苔養殖についてはこちら
▶︎https://job.fishermanjapan.com/column/984/
給与 | 20万~25万円 ※業績に応じて賞与あり ※能力に応じて昇給あり |
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勤務地 | 宮城県石巻市三和町 |
勤務時間 | 9〜4月5:30〜15:00海苔養殖(実働8時間程度) 5〜8月6:30〜15:00海苔養殖の準備・ホヤ加工 (実働7時間程度)※漁業のため、天候・季節・状況によって変動あり(上記所定時間外労働あり) |
休日休暇 | 9〜4月繁忙期のため、申告制(月4日程度) 5〜8月日曜休、GW・お盆休み(各4〜5日間) |
募集期間 | 2023年07月01日(土)~2024年05月14日(火) |
その他 | 普通自動車免許必須(MT必須) |
会社名 | 有限会社マルミ内海商店 |
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選考方法 | TRITON JOBから応募いただきます ▼ TRITON PROJECTよりメールにて連絡をします ▼ TRITON PROJECT 公式LINEを追加いただき、チャットにてやりとりを開始 ▼ LINE内で、サポート窓口と電話での簡易面談 ▼ LINE内で、エントリーシートの提出をお願いします ▼ 書類選考・現地での面談・研修などの調整をします ▼ 選考の結果、合否をお知らせします |
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