【宮城/漁師求人/養殖】牡蠣、ワカメ、タコ、ツブ貝、シャコエビ。養殖から漁船漁業まで、あらゆる漁業に挑戦してみませんか。

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  • 自分で獲る漁業にも興味がある型

宮城県にある石巻駅から車で45分ほど。牡鹿半島の真ん中あたりに位置する石巻市福貴浦は、18軒もの牡蠣漁師さんが一緒に働く大変活気のある浜です。
取材した日にも、多くの若い漁師さんが浜で作業をしていました。フォークリフトを動かしていたり、漁具の整備をしていたり。ちょうど海仕事が終わったところだったようです。

少し歩けば必ず若い漁師さんと出会う。今回、担い手を募集するのは、そんな活力ある福貴浦で牡蠣養殖とワカメ養殖を営む末永秀和(ひでかず)さん(55歳)です。秀和さんのお祖父ちゃんの代から牡蠣養殖を始め、かつては、底曳漁もやっていました。今はずっと続けてきた牡蠣養殖に加え、ワカメ養殖やカゴ漁、刺し網を営んでいます。

今回、担い手を募集しようと思った経緯とともに、秀和さんはどんな漁師なのか、この福貴浦がどんな浜なのか、そして、秀和さんのもとでどんな漁師になれるのかをインタビューしました。

ワカメのシーズンは奥さんも漁師に

取材をしたのは10月上旬。牡蠣剥きが始まる直前のことでした。比較的仕事が少ない閑散期であっても、毎朝、浜に出向くのが秀和さんの日課。牡蠣の筏を確認したり、来年使う資材の準備をしたり、なにかしらの仕事を見つけます。仕事の合間には、浜を歩いている人に話しかけながら過ごします。

仕事が好きなのかと思いきや、「だって家にいてもやることねえべや!笑」と話してくれた秀和さん。一見寡黙そうに見えながらも、発する言葉は優しく、チャーミングな漁師さんです。

秀和さんを陰ながら支えるのが、奥さんの伸恵さんです。10月から4月までの牡蠣のシーズンには一緒に牡蠣剥きをし、2月3月ごろのワカメのシーズンには一緒に船に乗って、ワカメの収穫を手伝っています。

「ワカメ漁師なんですよ、私。スタメンなんです。もう船に乗って5年くらい経ちます。まさか自分が乗ることになるとは思っていなかったですけど」

そういって場を和ませてくれた伸恵さん。秀和さんが答えあぐねている質問にはすかさずフォローをいれ、秀和さんが話すときには笑いながら話を聞いている。お互いを補い合う素敵なご夫婦でした。

牡蠣の水揚げが一番楽しい

新しく漁師になる人と一緒に取り組みたいのは、大きく分けると3種類。牡蠣養殖、ワカメ養殖、カゴ漁の3種類の仕事です。

①牡蠣養殖

5月から6月は、牡蠣の赤ちゃんが付着したホタテの殻をロープに挟みこんでいく「種はさみ」。牡蠣の赤ちゃんが少し成長した7月には、牡蠣を海が荒い沖の方に運ぶ「沖だし」をします。8月から10月の間は、牡蠣の養殖筏にタルをつけ、成長を見守ります。そして10月から牡蠣の水揚げと牡蠣剥きがスタート。朝からお昼すぎまで牡蠣を剥き、出荷。その後、翌日分の牡蠣の水揚げへ。牡蠣漁師さんにとっては、繁忙期であり、稼ぎどき。牡蠣のシーズンは大体4月くらいまで続きます。

②ワカメ養殖

11月ごろに、ワカメの赤ちゃんである種が付着した糸をロープに挟みこむ「種つけ」を行います。種つけできたロープからどんどん沖に運んでいきます。ワカメの収穫シーズンは2月後半から4月半ば。ワカメの仕事の時は朝が早くなる分、午前中には仕事は終了します。風の影響を強く受けるので、休みになってしまうことも多いのだとか。

③カゴ漁・刺し網

9月から10月にかけてはカゴ漁も行っています。9月は主にツブ貝をとり、10月になるとタコを狙います。4月から5月にかけては、刺し網漁を行っています。狙うはシャコエビ。養殖だけでなく、漁船漁業も一緒にできることは、秀和さんのもとで働くことの魅力の一つです。

浜が最も賑わう3月4月

最も浜が活気づくのが、3月と4月です。その理由には、①仕事量が増えることと②人が増えることがあります。3月4月は牡蠣とワカメの時期が重なる上に、ワカメの水揚げがある日は、朝早くから水揚げが始まり、水揚げ後にはワカメとメカブの選別、ボイル、塩蔵加工と続きます。

「作業も忙しくなるんだけど、出荷が大変なんだよね。ワカメの出荷は各漁師単位ではなく、浜単位になっていて。どこかの家の作業が遅れていると、全員出荷することができないから、「あそこさ、終わってないから、手伝いにいけ!」「こっち手伝いにきてけろ〜」って漁師同士の助け合いが頻繁に発生するんだよね」

若い人がいろいろな漁家に顔を出し、助け合うこの仕組みが浜全体の仲の良さに繋がっているのかもしれません。

活気づくもう一つの理由が「人の多さ」。毎年、ワカメの時期になると、アルバイトの人が大勢やってきます。18軒の漁師さんがそれぞれ地元の大学生や親戚を召集するので、浜の人数も最も多くなります。大学生は春休みを活用して、毎年お手伝いにくる子もいるそうです。

「うちの浜は、みんな話しかけるのが好きで、すぐ名前も覚えて、友達になっちゃうからさ。その分、ワカメのシーズン終盤になると毎回寂しくなるね」

独立するもよし、一緒にやっていくのもよし

今、ワカメの水揚げ以外の海上作業は、基本秀和さん1人でやっていますが、実は秀和さんには娘婿がいます。いまは遠洋船に乗っていて浜にはいませんが、いつかは戻ってきて一緒に海の仕事ができたらいいと話します。

もしここで働くことになった場合、将来はどうなるのでしょうか?

「その場合は2つかな。うちで働きながら、カゴ漁や素潜り漁、刺し網漁の腕を磨いて、独立する方法。ワカメも漁場に空きがあればできるはずだ。この浜には、そうやって独立した事例もあるよ。もう一つは、お婿さんが帰ってきてからも、二人三脚で牡蠣養殖を盛り上げていくこと。それなら俺は安心して引退できるしな。ははは」

そう話す秀和さん。いつか独立したい人にとっても、誰かのもとで働き続けていきたい人にとっても働きやすいのが秀和さんの職場です。将来いろいろな選択肢を考えてみたい人におすすめです。

まずはこの活気溢れる若い浜の雰囲気を感じに来てみてください。きっとこの浜が好きになると思います。

募集情報
募集職種 漁師
雇用形態 正社員・フルタイム
給与 月収20万~25万円
(試用期間3ヶ月は180,000円)
福利厚生 昼食支給(繁忙期のみ), 昇給あり, 海産物持ち帰り可, 賞与あり, 寮あり(TRITON WATANOHA), 乗組員厚生共済, 寮あり(TRITON OSHIKA), 大漁手当
仕事内容 沿岸/漁船漁業, 沿岸/養殖漁業, ワカメ養殖, 刺し網漁, カゴ漁, 牡蠣養殖
勤務地 宮城県宮城県石巻市福貴浦
勤務時間 牡蠣養殖(10月~2月、5~6月)6:30~16:00 ワカメ養殖(3~4月)5:00~12:00 牡蠣・ワカメ準備、刺し網、カゴなど(7月~9月)6:00~13:00 ※漁業のため天候等により変動あり
休日休暇 10月~6月:日曜 7~9月:不定休(月当たり6~8日程度) お盆休暇(5日程度) 年末年始休暇(5日程度) GW休暇(5日程度)
募集期間 2024年02月26日(月)~2024年09月18日(水)
会社情報
会社名 宝栄丸
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